私たちの取り組み
人が住まなくなった「上幌内集落」
名寄市や下川町と境をなす秀峰「ピヤシリ山」を源とした水は、神門の滝をつくり、幌内川の豊かな流れをつくり、さらには人の手が加わり上幌内集落で農業が始まりました。しかし、2006(?)年を最後にこの集落から人がいなくなり、写真のような荒涼とした農地が広がっておりました。 「上幌内集落」で農業生産を復活するために雄武町の力添えを得ながら、農林水産省の補助事業を活用して耕作放棄地の再生に着手しました。平成25年度から再生作業に着手し、平成27年度末までに約150haの農用地を再生しました。その農地では韃靼(だったん)そばを植えています。上幌内集落が日本最北の韃靼そば生産地へと生まれ変わりました。
遊休農地の再生
遊休化した農用地
伐木作業
耕起作業
再生後
「ニガ蕎麦」なんて言われ方もするこの韃靼(だったん)そば。しかし、驚くほどの栄養価の高さを有しています。 近年、この韃靼そばにも、「苦くなく、ルチンが豊富」な「満天きらり」という品種が登場。 雄武町の韃靼そば畑では、すべてこの満天きらりを栽培しています。
農林水産省の補助事業を活用し、自社で貯蔵し、製粉することができる施設を建設しました。 当社では、粉の状態で販売を行っております。 乾麺や半生麺といった通常の麺だけでなく、焼酎やお茶としても楽しむことができます。 さらには小麦粉の代わりとしてパンやピザなど、工夫次第で色々な活用が可能です。
韃靼そばの生産
収穫作業
収穫作業は8月中旬から始まり、9月末まで行っております。
貯蔵施設内
収穫した玄そばを一定の温度で保管・貯蔵する施設です。 品質を保ったまま長期保存可能です。
製粉施設内
(株)柳原製粉機製のロール製粉機を2台、石臼製粉機を2台導入しております。
商品開発・販売
新品種「満天きらり」はポリフェノールの一種であるルチンを普通そばの100倍以上豊富に含みます。そして韃靼そばの弱点である独特な苦味をほぼ無くした新品種です。 ルチンには高血圧・高血糖の抑制に効果が期待できると着目されています。 弊社では自社製粉工場・自社貯蔵施設を平成27年に建設し、生産から製粉加工まで一貫した中で行うことにより、より安心・安全な商品を提供することが可能です。
雄武町産利尻昆布と鮭節の、深いダシの効いたまろやかな甘みと旨味の濃縮つゆです。商品開発に女性をリーダーとし、主婦の方に毎日お使いいただけるよう、そばだけではなく様々なお料理にお使いいただける万能つゆを目指しました。 まろやかであっさりとした味わいで、天ぷら等にも良く合います。
原料に新品種「満天きらり」を使用し、高ルチンのそば茶をお楽しみいただけます。お好みに応じてそば茶の量を変えてください。冷やしても美味しく、そのまま食べることもできますので、サラダやヨーグルト等のトッピングとして、またお茶がらも捨てずにお米と一緒に炊くなど、様々なお料理に入れてお楽しみ下さい。
オホーツクの恵みを受け、雄武町で栽培された韃靼そばの新品種「満天きらり」と、北海道有数の豪雪地区ニセコ山系の雪清水と米と米麹で仕込んだ、香ばしい香りと飲み飽きないスッキリとした味わいの焼酎です。 自社で焙煎しただ韃靼そばを使用しており香ばしさが特徴です。韃靼そばを茹でたそば湯で割って飲んで頂くのがお勧めです。